2021年2月7日[日]~ 5月16日[日]
西欧化する日本の風俗、明治期の日本の事件、揺れ動く世界情勢―。ジョルジュ・ビゴーの名前を聞くと、多くの方が、切れ味鋭い彼の風刺画を思い出すことでしょう。ユーモアというにはちょっぴり苦いイメージの数々が、近代化の時代の日本の歴史とともに、わたしたちの頭に刻まれています。
一方、遠い日本に憧れてやってきたこの芸術家は、日本の風景や人々の素朴な暮らしを描いた美しい作品たちも残しています。そこには、ビゴーが自国の人々や後世のわたしたちに見せたかった「古き日本」の姿を見出すことができるでしょう。
時に厳しく、時に優しい目で日本をみつめたこの芸術家は、いったいどのような人だったのでしょうか。ジャポニスムがヨーロッパ中で流行していたとはいえ、はるか遠く、フランス・パリからひと月以上も船に乗って日本に来て、17年以上も生活してしまうのだから、ちょっぴり変わった人だったのかもしれません。彼の作品を通して、そんな愛すべき異国の友人との対話を楽しんでみてください。
※会期中、一部作品の展示替えがあります。
開館時間 | 午前9時30分 ~ 午後5時 (入館は午後4時30分まで) | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
休館日 | 毎週月曜日[ただし5月3日[月・祝]は開館]、4月30日[金]、5月6日[木] | ||||||||
観覧料 |
※ 身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けている方とその同伴介護者(1名)は無料。 ※宇都宮市在学または在住の高校生以下は無料。宮っ子の誓いカードまたは学生証をご提示ください。 ※毎月第3日曜日(2月21日、3月21日、4月18日、5月16日)は「家庭の日」です。高校生以下の方を含むご家族で来館された場合、企画展観覧料が一般・大学生は半額、高校生以下は無料。 ※4月1日「市民の日」は、宇都宮市民の方は観覧無料です。ご来館の際は、住所が確認できる身分証明書をご提示ください。 |
||||||||
主催 | 宇都宮美術館、下野新聞社 |
関連イヴェント |
展覧会記念講演会1「ジョルジュ・ビゴーの時代のジャポニスム」 |
---|---|
展覧会記念講演会2「ビゴーと栃木県」 | |
担当学芸員による見どころ解説 |
※本展および関連イベントにつきましては、新型コロナウィルス感染症の感染予防・拡散防止のために、中止もしくは延期など変更になる可能性があります。なお、開館する場合でも入場制限などの措置を講じる場合がございます。最新の状況は、当館のホームページなどを通じて、随時お知らせいたします。
※展示室内は、作品保護のため温湿度と照度を管理しています。
室温を低く設定していますので、体調管理のしやすい服装でのご来館をお勧めいたします。